アメリカ、カリフォルニア州サンタ・バーバラ生まれのシンガーソングライターでミュージシャンであり、LAGWAGONのフロントマンとして最も知られているJOEY CAPEは、ソロ名義を始め、BAD ASTRONAUTのシンガー、ME FIRST AND THE GIMME GIMMESのギタリストのみならず、NO USE FOR A NAMEのTony SlyやHOT WATER MUSIC/THE FLATLINERSのChris Cresswellによるアコースティック・ロック・バンドSCORPIOS、スラッシュ・メタル・バンドCHEMIKIL、THE RENTALSやSUGARCULTのメンバーによるインディー・ロック・バンドTHE PLAYING FAVORITES、JOEY CAPE'S BAD LOUD名義など活動は多岐にわたる。1990年にLAGWAGONの前身SECTION 8として活動をスタート。LAGWAGONとしてデビュー・アルバム「Duh」(1992年)以降、「Trashed」(1994年)、「Hoss」(1995年)、「Double Plaidinum」(1997年)、「Let's Talk About Feelings」(1998年)とバンドの代表作となるアルバムをFat Wreck Chordsよりリリース。1996年に自身のレーベルMy Recordsを設立し、プロデュースを務めたNERF HERDERのデビュー・アルバム「Nerf Herder」や、RIDEL HIGH、LAGWAGONの「Let's Talk About Leftovers」などの作品をリリース。LAGWAGONが活動を停止していた1999年から2002年の間にBAD ASTRONAUTとME FIRST AND THE GIMME GIMMESの二つのプロジェクトに参加し、プロデューサーとしてTHE ATARISの「Blue Skies, Broken Hearts...Next 12 Exits」(1999年)、「End Is Forever」(2001年)、NERF HEARDERのデビュー・アルバム「Nerf Herder」(1996年)、「How to Meet Girls」(2000年)、RIDEL HIGHの作品も手掛ける。2003年にLAGWAGONは6thアルバム「Blaze」で活動再開し、2004年にソロでTONY SLYとのスプリットをリリースし、2005年に7thアルバム「Resolve」、2008年に「I Think My Older Brother Used to Listen to Lagwagon」EPをリリース。同年にSuburban Home Records(USA)とBad Taste Records(EU)より、1stソロ・アルバム「Bridge」をリリース。2010年はKen Yokoyama(Hi-STANDARD)とDuncan Redmonds(SNUFF)とのスプリットCDのリリースや、毎月1曲ずつ新曲を配信するなど精力的に活動し、それらの楽曲は2ndアルバム「Doesn't Play Well With Others」としてセルフ・リリースされ、同年はJoey Cape's Bad Loud名義でのアルバムもリリースしている。また、ALLのChad PriceによるDRAG THE RIVERのフロントマンでもあるJON SNODGRASSとのスプリット・アルバム「Liverbirds」をリリース。2012年にはHugo Mudie & The City StreetsとのスプリットとTONY SLYとのスプリット第二弾「Acoustic Volume Two」もリリースしている。2014年にLAGWAGONは9年ぶりとなる8thアルバム「Hang」をリリース。2015年にはFat Wreck Chordsより3rdソロ・アルバム「Stitch Puppy」、2016年に自主レーベルより4thアルバム「One Week Record」、2019年に5thアルバム「Let Me Know When You Give Up」、2021年に6thアルバム「A Good Year To Forget」を発表。JOEYは新たに自主レーベルOne Week Recordsを設立し、7日間で10曲をレコーディングするレーベルのコンセプトの元、自身のアルバム「One Week Record」やSCORPIOS、ALLのChad Price、USELESS IDのYotam Ben Horinなど様々な作品をリリースしている。LAGWAGONとしては2019年に9thアルバム「Railer」をリリースし、パンデミックを経て、2023年4月に待望のジャパン・ツアーを行っている。