アメリカ、コロラド州デンバーにて高校の同級生だったオリジナル・ヴォーカリスト兼ベーシストのKamtin MohagerとMarshall Gallagherは3OH!3のツアー・ミュージシャンを経て、ロサンゼルスへ引っ越した後、Marshallの昔のバンドSWING HEROのドラマーAnthony Salazarを迎え入れて、2014年にTEENAGE WRISTを結成。2015年5月にPale Waveより6曲入りEP「Dazed」をリリース。当時メンバーが熱中していたオルタナティブ・ロックとシューゲイザー影響を表現したサウンドは、SMASHING PUMPKINSやHUM、SWERVEDRIVERなどを彷彿とさせる。2017年にEpitaphと契約を交わし、翌年3月にデビュー・アルバム「Chrome Neon Jesus」をリリース。プロデューサーにPARAMOREやJIMMY EAT WORLDを手掛けたCarlos De La Garzaを迎え、シューゲイザー、グランジ、エモ、パンク、ポップをブレンドした甘美なメロディーが特徴のサウンドは90年代のノスタルジックなオルタナティブ・ロック/シューゲイザーを思い起こさせ、同作にはSWING HERO時代に書いた"Daylight"も収録されている。同作リリース後はTHRICEやCITIZEN、PIANOS BECOME THE TEETHのツアーサポートやSound And Fury、Reading/Leeds Festivalに出演。2019年5月に3曲入りEP「Counting Flies」をリリース。同作はDEFTONESやSTONE TEMPLE PILOTSからの影響を感じさせ、エモ/パンクの要素を抑えたグランジとシューゲイザーをミックスしたサウンドで、中でも"Mary"はバンドの代表曲の一つでもある。同年に行われたBASEMENTとNOTHINGのツアーサポートとMACHESTER ORCHESTRAとのツアーを最後にKamtin Mohagerが脱退。KamtinはのちにHEAVENWARDを結成する。2020年にはギタリストのChase Barhamが脱退するもデュオとしてバンドを継続し、シングル曲"Silverspoon"を発表。同曲は「Daze」の頃を回帰したサウンドで話題になる。2021年2月に2ndアルバム「Earth Is A Black Hole」をリリース。シューゲイザーのテクスチャーを保ちながらもポップな感性が多く注入されたサウンドと、Marshall Gallagherのヴォーカルをより一層の存在感を与えたエモーショナルで美しいメロディーが際立った作品はTURNOVER、THIRD EYE BLIND、THE CURE、THE LEMONHEADSなどの影響を感じさせる作品となった。同作を引っさげてSOFTCULT、MOVEMENTS、BADFLOWER、311らとツアーを行う。2023年8月に3rdアルバム「Still Love」をリリース。前作「Earth Is a Black Hole」の様式を受け継ぎながら、311のSA Martinezをフィーチャーしたエモ・ロック曲"Dark Sky"、SOFTCULTをフィーチャーした暗くメロディックなアンセム"Still Love"を始め、ポップでメランコリーな"Digital Self"などポップでありながらも重厚なサウンドは、過去作と比較しても最もバランスが取れた洗練された作品となり、多彩なゲスト陣を迎えた究極のロック・アルバムとなった。同作リリース後は「STILL LOVE」と題したヘッドライン・ツアーをアメリカとヨーロッパで行い、SPIRITUAL CRAMP、INITIATE、TRAUMA RAY、HEAVENWARDらとツアーを行う。2024年に6月よりANGEL DU$TとGOUGE AWAYとツアーを行い、7月にHOLLOW SUNSを迎えて初のジャパン・ツアーを行う。

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SMASHING PUMPKINS, BASEMENT, SILVERCHAIR, NOTHING